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alcoholstove

最近ハマっている工作。
アルミ缶を使ったアルコールストーブの話。
山に持っていく装備を軽くしようと思い立って
作り始めました。

アルコールストーブはプロダクトとしては
なかなか特殊で面白い進化の仕方をしていて、
個人がアルミ缶を使って自作・工夫する過程で
燃焼効率や基本構造が進化していたりします。

アルミ缶を使った自作からスタートして、
最終的には支援者から資金を調達して、
商品レベルに昇華したストーブを
発表・販売している人もいたりします。

***

で、まずは上の画像のトランギアに代表される
伝統的な副室加圧式アルコールストーブを
2個作ってみました。

基本的な構造はこんなかんじで
真ん中の穴に火をつけてその熱で壁が温められ、
副室内のアルコールが気化して
勢いよく穴から吹き出す事でバーナーになります。
アルコールストーブ構造

点火直後の燃焼(プレヒート)から本燃焼に移る
過程がわかると思います。↓

●必要な材料と工具
燃料用アルコール
アルミボトル缶2個(好みの問題ですが、ボトル缶コーヒーの形状が好き)
スポンジやすり(今回は#120#240使用)
でかいカッターとその刃
円カッター
ピンバイス
ドリル刃(今回しようは1.5mm)
ラジオペンチ
ホッチキス

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以下、作成過程のメモ。
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❶事前にスポンジやすりで塗装を剥がしておきます。
めんどくさそうですが、想像以上に簡単で綺麗にできます。
(見た目気にしないなら、割愛。)
適当なサイズで底面に穴を開けます。
このサイズが大きいと本燃焼の立ち上がりが早くなります。

円カッターである程度傷を付けてペンチでめくる様にすると簡単です。

DSC_5356

DSC_5357

❷次にカッターの刃をあててボトルを回転させて切断します。
これもめんどくさそうですが、想像以上に簡単に切れます。
高さは20mmでカットしました。×2缶

DSC_5359

❸撮り忘れましたが、
主室と副室を別けるための壁のために
アルミ缶を25mmで切り出します。

カットしたら底のくぼみに合う様に、
1カ所カットして小さな輪っかに修正します。
この際にホッチキスで輪っかを固定します。

DSC_5362

❹主室から副室にアルコールをおくるために、
先ほど作成した輪っかの端を3カ所ほど三角にカットします。

DSC_5363

❺次にバーナーとしてのメインの炎が出る穴を空けます。
今回は20穴です。テンプレートを適当に作って
延長線で印を付けます。
※マッキーはアルコールで消えます。

DSC_5365

❻ピンバイスで穴を空けます。今回は1.5mm。

DSC_5367

❼構成パーツ完成。

DSC_5370

❽嵌合させるために
底になるパーツにペンチでヒダを作ります。

DSC_5372

❾慎重に噛み合わせて完成。

DSC_5377

五徳は現在模索中。
平面にたためる、軽い、底から浮かす事がきでる
という点で悪くないとは思うのですが、
まぁまだ改良の余地ありです。

DSC_5382

DSC_5395

改造ベースはよく見かける電球ガード。

DSC_5397

ちなみに今回つくったストーブでは
アルコール20ccで400ccの水が5分で沸きました。
ホットサンドメーカーで
ホットサンドを作る事も可能でした。

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